友達との小さなトラブルやけんかについて
幼稚園で生活に慣れてくると友達とのいざこざや小さなけんかが起こり始めます。このいざこざやけんかで泣いたり、怒ったりして子ども達は先生やお家の方に「○○ちゃんはブランコをゆずってくれなかった。」「おもちゃを貸してくれなかった。」など言うことがあると思います。その言う回数が増えると「幼稚園で上手くいっていないのかな。」と思われるご家庭の方もいらっしゃると思います。しっかり話を聞いて、担任に連絡することも必要ですが、実はその時子ども達は人間関係について学んでいる面もあると心理学の専門家は言っています。
その専門家によるとトラブルやけんかを通してこんな面が育つそうです。
- 感情のコントロールを学ぶ
けんかで泣いたり、怒ったりしますが、そのままでは上手くいかないことを知り、落ち着かないと自分の気持ちを伝えることができないことがわかってきます。 - 粘り強さを学ぶ
けんかをした後、自分の思いを言ったり、仲直りをしたりするためには、ずっと怒ったままでなく、自分の気持ちを抑えていく態度を育てることになります。 - 言葉で相手に伝える大切さを知る
黙って怒ったり、泣いたりしたままでは、周りの人には気持ちは伝わりません。怒っているわけや泣いているわけを周りに伝える必要があります。そのためには言葉が必要です。
以上のことを学ぶことにより、人間関係づくりができるようになってくるそうです。トラブルのまま、けんかしたままでなく、そこを乗り越えさせることにより、どうすれば上手くいくのか知っていくのです。
子どもにとっての葛藤や失敗の経験は心の成長に欠かせないのです。
葛藤や失敗をなくそうとするのでなく、葛藤や失敗した時、自分の心をどのようにコントロールしていくかが心の成長の「鍵」とも言われます。そのためには、周りの大人はすぐに止めたり、助けたりするだけでなく、「上手くいくようにちょっと考えてみようか。」と少し見守ることも必要なようです。
子ども達の様子
インフルエンザが流行っているとニュースで報道されています。そこで、現在の元岡幼稚園の子どの達の健康面の様子をお伝えいたします。
先月はインフルエンザの罹患者は、多くはありませんでした。しかし、お休みをみると、「風邪や咳、のどの痛み」「熱」の園児が、数人見受けられました。また、少数ではありますが、溶連菌でお休みもいました。この実態をみるとインフルエンザ等は流行っているとまでは言えませんが、決して安心することはできない状態です。
そこで、これから気を付けて欲しいことは、次のことです。
- 手洗いをしっかりとさせましょう
- 睡眠や食事をきちんととらせましょう
- 具合が悪い時は早めに休養をとるようにさせましょう
天気予報では暖冬になると予測されていますが、これから、気温は上がったり、下がったりして体調を整えることが難しくなりそうです。マラソンの練習で体を鍛えますが、それと同時に手洗いなどをしっかりして体調面を整えて、元気に年末年始を迎えさせたいものです。