学期のはじめにきをつけたいこと
長いお休みが終わり、これから2学期がスタートします。朝なかなか起きなかったり、「行きたくない」とぐずったりする園児もいるのではないでしょうか。
そこでできるだけ早く幼稚園生活のリズムにのることができるご家庭での効果的な方法についてお知らせします。
お休みの後、幼稚園生活のリズムにのせるために
睡眠の時間を十分とることは〝元気の素〟となります。睡眠とともに食事も大切です。特に朝ごはんは、一日の活力を生み出すために大切と言われています。食べて登園するようにしてください。
できないといろいろ言いたいことがありますが、言うよりも見守ることが大切です。また、「なぜできないの」「~してはいけません」などの否定するような言い方は控えた方がよいと言われています。
お子さんの話を最後まで聴くようにしましょう。話を最後まで聴いてもらえることで安心することもよくあります。しかし、困っている場合は「~のようにするといいよ」と教えてあげることも大切です。
疲れが出る時期です。体調が悪いときは無理をせず、休ませて休養をとらせてください。1学期は、手足口病やコロナウイルス感染症などが流行りました。2学期も油断はできません。発熱の時は、病院で診察を受けてください。
ご家庭の様子を伝えていただくことは、幼稚園で保育をする上で大切な情報となります。生活や体調のこと、その他のこと何かございましたら、どうぞ、ご連絡をお願いいたします。
お子さんを〝真ん中に〟ご家庭と幼稚園が手を取って、スムーズに学期のスタートを切らせたいものです。
子どもの脳の発達について
夏に子どもの脳の発達について話を聴く機会がありました。脳には、①体の成長につながる脳、②人間らしさにつながる脳、③社会性につながる脳の部分があり、順番に育っていくそうです。その時、気を付けることは、怒鳴ったり、叩いたりし続けると脳が萎縮してしまうことです。ですから体罰や虐待は保育・教育では禁止されています。また、脳の発達は、一人一人違い、他の子と比べ、できていないから安易に遅れている障がい等と判断することは避け、まずは様々な支援や援助がその子に合っているのかどうかを常に振り返りながら行っていくことが重要だそうです。その子に合った支援・援助を家庭と幼稚園が連絡を取りながら探り、最適な方法を見つけ出すことがその子の健全な脳の発達につながるとも聞きました。また、子どもの五感から入る情報は脳の発達に大切でそのために「遊ぶ」「体験する」ことは欠かせない活動となることも学びました。
この話を踏まえご家庭と幼稚園がしっかり連絡を取り合いながら子ども達をのびのびと活動させていきたいと思います。
二学期もどうぞよろしくお願いいたします。