1年間を振り返って
元岡幼稚園の給食室は、園舎のほぼ真ん中にあるので調理中の良い匂いが園舎全体に広がります。「いいにおいがするね、きょうのきゅうしょくはなにかな?おなかすいた!」など子どもたちの声が聞こえてきます。また、食材に触れたり、実際に調理しているところを垣間見れたりと、「自園調理」ならではの生きた食育に繋がっているようです。たくさんある中の取り組みをいくつかご紹介します。
お誕生会メニュー
幼稚園の誕生会はお楽しみメニューでお子様ランチ風に盛り合わせます。4月は福岡産のたけのこで作ったたけのこごはんと、幼稚園近くの元岡地区で育ったあまおういちごを味わいました。誕生会当日の朝、生産者の方が収穫したてのいちごを届けてくださいました。

元岡トマト

元岡地区で昭和40年代から栽培されています。そんなツヤツヤの元岡トマトをやさしく手に取り、「おもたいね。」「つるつるしてるね。」と話す子や、半分に切った断面を興味深くのぞき込んだりと各クラスでトマトに触れる時間を設けてもらいました。さらに、生産者の方の写真を見せて「この方が大切に育ててくれたトマトですよ。」と紹介しました。
もりもり畑の野菜たち
園の敷地内にあるもりもり畑では毎年様々な野菜を子ども達が育てています。ミニトマトにピーマン、オクラ、きゅうりなどの夏野菜はもちろん、大根やかぶ、人参、ほうれん草などの冬野菜、加えてじゃがいもやさつまいもはどろんこになって芋掘りも体験します。これらの野菜は給食でもたくさん活用しています。




元岡の新米



年長さんはバケツで育てた稲を収穫して小さなおにぎりにして試食しました。子ども達が成長を見守り、育てたお米で作ったおにぎりは、また格別だったようです。
園で使っているお米は糸島産の夢つくしで、使う分をその日に納品してもらっています。大きなガス釜で一気に炊き上げるので、一粒一粒がツヤツヤもちもちです。ふりかけなどなくてもとてもよく食べてくれます。
10月は田植えの見学をさせてもらった田んぼで育ったお米を分けてもらい、給食でも元岡の新米をいただくことができました。

給食試食会
日々、子ども達が安心して食べることができるよう、安全で、美味しく、楽しい給食の提供に努めています。
保護者の方々にご理解とご協力をお願いするため、12月に給食試食会を開きました。献立は『牛乳、ごはん、煮込みハンバーグ、元岡トマト、博多春菊のサラダ』でした。

博多春菊
『博多春菊のサラダ」では、元岡で生産された【博多春菊】を使いました。生でも食べられるほど繊細で風味豊かなのが特徴です。パッケージには、博多織の献上柄がデザインされていて福岡さしさが伝わります。
1年間ありがとうございました
1年を通して、子ども達が色々な食べ物を見たり、触れたり、味わったりと五感を使って体験することができていればと思います。苦手な食べ物もお友達と一緒に食べることで少しずつでも口に運んでいる様子が微笑ましく、今ではクラスから返ってくる残食もほとんどありません。これからも、給食の時間が子ども達の楽しみの1つになるよう、園全体で取り組んでいけたらと思っています。
1年間、ありがとうございました。
給食室一同
2月の献立より
2月の給食から一部をご紹介します!







