幼児期に身体を動かす効果について
寒い時期でも、幼稚園では子ども達が園庭で元気よく遊んでいます。ブランコや雲梯、登り棒などの遊具で遊んでいる子、鬼ごっこをして逃げたり追ったりしている子、足の速さを競い合い園庭のトラックを走っている子など様々な姿が見られます。
さて、子ども達が体を動かすことはどのような効用があるのでしょうか。
幼児期の6歳までに大人の約8割程度の神経機能が発達するといわれています。その反面、1日1時間も運動する時間のない子どもが増えているともいわれています。幼児期の運動習慣がその後の運動発達機能の基盤をつくるので、スポーツ庁では、幼児期の子どもが「毎日合計60分以上の運動を行う」ことを推奨しています。しかし、いくら子どもに運動させようとしても子どもが楽しいと思わなければ続きません。「楽しく運動する」ということがこの前提になります。そこで、子どもが楽しむ運動を60分程度行うことが幼児期には大切となります。
元岡幼稚園には、朝や昼、思いっきり、走ったり、友達と楽しく遊んだりできる広い園庭があります。また、体育教室がカリキュラムに位置付けられているとともに課外教室にサッカー、体育、ダンス、新体操と体を動かす活動もあります。その他、園外に観察や散歩に出かける活動もあります。これからも子ども達が体を動かす適切な環境を整え、カリキュラムにも効果的に位置付けて、楽しみながら神経機能を高めるということを心掛け保育を行っていきたいと思います。ご家庭でもお子様と楽しみながら体を動かすことを幼稚園と共に進めてていただければと思います。
「豆まき」の時、気を付けましょう
「豆まき」の季節となりました。楽しく「豆まき」をするのは季節を感じる活動としてよいのですが、豆を小さい子が食べるとき、誤嚥(ごえん)事故が過去起こっていますので、注意してください。幼稚園では、紙を丸めて豆のようにして「鬼は外、福は内」をしています。
食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!
– 気管支炎や肺炎を起こすおそれもあります 。硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもにはたべさせないで –
- 豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないでください。
- ミニトマトやブドウ等の球場の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。
- 物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。
– 消費庁より –