元岡幼稚園園長 針間 徹
令和5年2月1日

年長さんは、あと2ヶ月で小学生です

年長さんは、卒園式まで1か月、小学校の入学式まであと2か月と少しとなりました。
年少さん、年中さんも2か月と少しで1歳上のお兄さん、お姉さんとなります。
今回は、小学校へ進学する年長さんの保護者の方を中心に、年中さん、年少さんの保護者の方にも幼稚園から小学校に向けて心がけておいて欲しいことをお伝えします。

①時間を見ながらの行動となります

45分が1単位時間で、1年生の時から5時間あります。
時間の間に休憩の時間があり、トイレなどにいく時間割となります。入学前に時計を見ながら行動に慣れておくことがよいでしょう。

②国語や算数等のお勉強の時間がスタートします

幼稚園に比べ、「遊ぶ」時間は減り、座って学習する時間が増えます。
お話を聞いたり、発表をしたりすることも増えます。
国語では、1年生で、ひらがな、カタカナ、漢字、簡単な物語、説明文を学び、算数では、数、足し算、引き算の仕方とともにそれらの意味について学びます。
その他、幼稚園の活動によく似た生活、音楽、図工、体育等もあります。
道徳という集団の中での生き方を学ぶ学習もあります。
自分から学ぶ、考えることが求められます。

③給食や掃除等の時間があります

自分で食べて、片付ける給食、そして教室等をきれいに掃いたり拭いたりする掃除が毎日あります。
何でも少しずつ自分でできるようにしておくことがよいでしょう。

1年生のはじめは、6年生がお手伝いしてくれますので、少し甘える子が出ますが、学年の中頃から自分達で行う活動が増えます。
また、歩いて登校することになるので、基本的な交通ルールも一緒に通学路を歩きながら教えておくことも重要です。

幼稚園の時より「自立」していくことになるのが小学校です。

節分について

立春の前の日2月3日が節分となります。
季節を分けることから「節分」といわれるそうですが、子ども達には「鬼は外、福はうち」と豆をまくことで親しまれています。
近頃は小さな豆をまいて、豆を食べることは小さい子の誤嚥につながるので避けられるとも聞きます。
行事を行い、季節を感じさせることは日本の文化を感じさせることにもなりますので、豆は食べなくても「災いを追い出し、福を呼び込む」行事「豆まき」を子ども達に体験させ続けたいものです。