楽しく芋掘りができました
10月21日、曇り空で雨を心配しながらも理事さん、ひまわり会の役員さんたちに助けてもらい、畑で芋を掘りました。「大きいのがとれたよ」「わぁ、たくさんある」など園児の声が響き、みんな笑顔で楽しく掘ることができました。11月のはじめには、焼き芋会があります。栄養たっぷりのさつまいもを食べ、秋の味覚を味わってほしいと思います。
幼稚園の期間に発育するのは・・・
全日本私立幼稚園連合会開催の全国研修会にリモートで参加する機会がありました。その時に話題の一つに幼稚園の時期(3歳から5歳)の期間にどんな力がつくかという内容がありました。その内容をお伝えいたします
身長や体重、骨格などは一般的に12歳頃から急激に発達するのに対し神経系と呼ばれる脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚器系の成長は、生まれてすぐに発達を始め、3歳から5歳の頃は、脳などの発達が真っ盛りになるそうです。
(「スキャモンの発達曲線」より)
このことから幼児期は、「活動や遊びに対する意欲」や「ものごとを思考する基礎となる語彙の習得」、「人間関係づくりの基礎」などを「遊び」や生活の中から学ぶ重要な時期になるといわれているそうです。言い換えると「人の生涯を大きく左右する幼児期」ということができるでしょう。現在、幼児教育が脚光を浴び、そこに支援を厚くしようとする政策も背景の一つにあるようです。
発達時期だからといって、無理矢理たくさん教え込むことや発達段階に合わない難しいことを強制的にさせることはその後、ひずみが出ることもあると話題となりました。また、その時期に人間関係づくりの基礎も子ども達は学ぶそうです。始めは上手に話せなかったり、思いが伝わらずにおこったり、泣いたりしていた子ども達も次第に思いを言葉にすることができるようになり、相手が受け入れてくれると落ち着いていくようになっていくという話もありました。
幼児期に人間関係づくりの仕方を学んだ子どもは大きくなって、その方法を土台にいろいろな方法を使っていくそうです。この時期に保育する者(特に保護者)は、上手くいかないことを諦めずに、幼稚園や専門機関に相談をすることでこの難しい時期を乗り越えた事例も数多くあるという報告もありました。
元岡幼稚園では、自然の中でのびのび活動させることや広い園庭で思いっきり「遊び」、その中から園児自身に「学び」取らせることやいろいろな語彙を豊かに習得させるために「絵本の部屋」の設置し、園児の興味・関心がある本を読むことができるようにしたり、紙芝居などを読み聞かせもしたりしています。今回の研修を通じ、今までの活動を見直し、より一層、園の子ども達のために行事や活動が充実するように努めたいと思います。
改めて幼児教育の大切さを痛感した研修でした。