元岡幼稚園園長 針間 徹
令和2年10月1日

すがすがしい秋空

9月のはじめは、熱中症に注意!と言われる程、暑い日が続いたのですが、台風も去り、青空が広がり、とても気持ちのよい日が続いています。
本格的な秋となりました。コスモスも咲き始め、園の周りも秋の花がたくさん咲いています。子ども達は、この気持ちのよい季節の中でのびのびと活動し、大きく成長してくれることでしょう。

運動会について

「三密」を避けての運動会。
今年は、年中、年少、年長の順に各学年に分けて行います。
先日、お伝えしたように開始時刻も下記のように異なります。また、用意されたテントに入っていただきお子様の応援をしていただくことになります。また、原則、食事は、各ご家庭でしていただくようになります。運動会前にも詳細はお伝えいたしますが、どうぞ、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

  • 日時:10月3日(土)*雨天の場合は、10月10日(土)
  • 開始:
    年中 9時から   (登園は8時40分まで)
    年少 10時50分から(登園は10時30分まで)
    年長 13時から   (登園は12時40分まで)

「待つ」ということ

お子様の中には、活動に取り組むとき、時間がかかる場合が多く見受けられることがのではないでしょうか。
「早くしなさい」「どうして直ぐにできないの」と思われることもあるのではないでしょうか。
そんな時、もし緊急の時以外、急ぐ必要のないときであれば、次のようにされてみては、いかがでしょうか。

  • 静かに見守る
  • 一緒に取り組んでみる
  • 「どうすればいいかな」と声かけをする 等。

すぐにさせるのでなく、「待つ」というのは、簡単なようでなかなかできないことです。
しかし、すぐに「しなさい」と言うよりもお子さんが「どうしよう」「すぐにしようかな。それとも後でしようかな」と迷いながらも自分で「しよう」と決めていくことが大切なことだと思えるからです。
「『これまで経験したことのない未曾有の状況や劇的に変化する社会』の中で生きていく態度を身に付ける」ことが、現在進む教育改革の中で子ども達に求められています。そのためには、すぐに答えを出すのでなく、いろいろ考え、悩み、みんなと意見を出し合い、よりよい解決を導き出す
習慣を身に付ける態度を培うことが大切であるといわれています。いろいろ考えながらよりよい答えを導き出すためには、考えたり、悩んだりする時間が必要になってきます。早急な答えを求めるのでなく、時間をかけてじっくりと考えて判断させていくことが今求められていることではないでしょうか。その態度を育てるためにも大人が待てる時には待って子ども自身に判断させ、行動させる素地をつくっていきたいものです。

今後の行事について

保護者の皆様から「これからの行事(「お遊戯会」「音楽会」等)はどのようになるのでしょうか」というお尋ねがあります。
例年通りにしたい、4月当初の計画通り行いたいという気持ちは強くありますが、コロナウイルス感染症拡大の状況を見つつ、平素の対応を考えながら、その状況に応じて年度当初の計画を修正していくことをしています。
現在、手洗い、園に入るときの消毒、空気の入れ替え、マスクの着用については今まで通りに行っていく予定ですが、それらのことについても近くの状況やいろいろな情報を収集しながら検討しています。先が読めない現状ではありますが、何とか園児達にとって心に残り、園児の心身の成長を促していくようにしていきたいと幼稚園教職員一同真剣に考え、取り組んでいくつもりです。
今後の行事などについての変更が多々あるかもしれませんが、以上のことをどうかご理解いただきますようお願いいたします。