夏休みを安全に、楽しく過ごしましょう。

元岡幼稚園  園長  山本 清

子どもたちの楽しみにしている夏休みが始まります。
子どもたちは園生活から離れ、家庭や地域、そして自然の中で思い切り遊ぶことでしょう。
長い夏休みの間、健康に気をつけて楽しく過ごすようご家庭でもいろいろと計画をされていること思います。
新しい経験をすることも多いと思います。幼児の遊びは生活そのものです。
また、心の栄養であり、勉強でもあります。そうした体験の一つ一つを大切にしたいものですね。

夏休み・・・家庭での過ごし方で参考にしてください。

  1. テレビの見方を決めましょう。子どもが見る番組、大人が見る番組を決め、約束をしましょう。何もしないでテレビばかりかじりついたままの夏休みにならないようにしましょう。見る位置、距離にも十分にご留意ください。
  2. 自然の中で伸びやかに遊ばせましょう。子どもと共に汗を流したり、ふれあったりと自然体験をたくさんすることで学ぶ力も育ちます。親は、子どもを自然の中に連れ出して伸びやかに遊ばせ、自然との触れ合いの楽しさに気づかせましょう。生き物や草花を大切に育てる機会を意図的に用意しましょう。
  3. 自分の身の回りのことは、自分でできるように促しましょう。うまくできないことも多いと思われます。叱らずに子どもの活動を温かく見守りましょう。認められたいという気持ちが強いので、親が心からほめてあげることで喜んで取り組みます。
  4. 子どものちょっとした良さや伸びなどを積極的にほめたり、認めてあげましょう。そのためには、子どもの良さや伸びに気づく感性を持った大人であることが望まれます。「二つ叱ったら、三つほめる」。いつも励ましと温かさを「子は親を映す鏡」であることを忘れないでください。
  5. 子どもにがまんを覚えさせましょう。モノの買い与えすぎは、子どもの心をゆがめます。『子どもを不幸にする一番確実な方法は、それはいつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ』と言われるように、モノを安易に買い与えると、努力や我慢を忘れ、欲求を制御する力を失ってしまいます。
  6. 地域の楽しい祭りや季節の行事には進んで参加させましょう。家庭内の年中行事や催し事は、家族の会話を増やし地域社会へ目が向くよい機会となります。

熱中症に気をつけて・・・

熱中症は、気温などの環境条件だけでなく、人間の体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。気温がそれほど高くない日でも、湿度が高い日や、風が弱い日、体が暑さに慣れていない時は注意が必要です。
★予防・・・急な暑さは要注意。暑い時、無理な運動はしない。
日傘・帽子の利用、日陰を利用、こまめに休憩、涼しい服装、こまめに水分・塩分を補給をしましょう。
★応急手当・・・衣類をゆるめる。ぬれタオルで体を冷やす。日
陰や涼しい場へ移動する。水分を欲しがるようなら十分与
えましょう。

なつやすみのおやくそく

  • はやね、はやおきをしましょう。
  • あついとき、そとであそびすぎない。
  • うがい、てあらいをしましょう。
  • つめたいものをたべすぎない。
  • しらないひとにはついていかない。
  • おみせには、ひとりではいかない。
  • おうだんほどうでは、くるまがとまって、てをあげてわたりましょう。
  • どうろへのとびだしはやめましょう。
  • ためいけ、すいろでのみずあそびはしない。

おまわりさんからのおねがい。

いかのおすしで、わたしのいのちをまもりましょう。

① しらない人にはついていかない。あぶないところにはいかない。
② しらないひとのくるまにのらない。
③ こわかったらおおごえでさけぶ。
④ すぐにげる。
⑤ ちかくのおとなや、いえのひと、けいさつにしらせる。