お手伝いから見た子育てのヒント
12月24日(木)終園式で園児の皆さんにお願いをしました。
それは「困っている人を助けてください」というお願いです。
1月に入り、助けた内容を尋ねますと以下のような事柄がありました。
【年長組さん】 | 【年中組さん】 | 【年少組さん】 |
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○大掃除のお手伝い ○テーブルをふく ○弟や妹のお世話 (遊ぶ・着がえ) ○りんごを切る ○お皿洗い ○お父さんのお弁当作りのお手伝い | ○洗濯物をたたむ ○浴槽をみがく ○お店でとってと言われた品物をとり、 かごに入れる。 ○ピーマンや人参を切る ○だし巻き玉子を作る | ○テーブルをふく ○おはしをならべる ○りんごを切る ○洗濯物をたたむ ○人参をあらう |
子ども達が観る困っている人とはお母様方なのですよね。子ども達の素晴らしい頑張りに感激です。内容は家事、対象は母親ということでお母様の子育てに敬意を表します。
そして、これらお手伝いが、意欲的・持続的に行われるためには母親父親、そして祖父母様やお友達との協力が大切となります。
それは「言葉」なのです。先日年長さんが言ってました。「黙っていては心が通じないよ」と。
「お手伝いしてくれてありがとう」「上手」「すごいね」と感謝や賞賛の言葉は小さな時から大切なのですが、幼稚園児には、それにプラスして発してもらいたい言葉があるのです。それは、理由です。
「ケガをせずにピーマンを切ってくれてうれしい」「お母さんが病気になったときもお手伝いしてくれるかと思うとうれしい」「お風呂をきれいに磨いてくれてばい菌もなくなり、すべすべして気持ちいいよ、ありがとう」この具体的賞賛で、子どもは燃えるのです。
豆まきは、見えない邪気を払う!
2月3日年少組と年中組はホールで、年長組は各お教室で節分行事を行います。
節分は季節の変わり目の前日をさします。
変わり目には邪気が入りやすいことから、豆うち(豆まき)がはじまりました。この豆は炒り豆を使うのです。生の豆ですと、邪気の芽が出るからよくないと聞きました。
園 長 | 井上 健一 |