教育実習の中で

pa05ac052_%e4%bf%9d%e8%82%b2%e5%8f%82%e8%a6%b3本園での教育実習を希望する学生は多いようです。
今年度は卒園生を含め8名の学生が幼稚園にやって来ました。学生は約2週間ほどの間、決められたクラスに配属され、じっくりと指導を受けます。教師にとってもこの実習が日々の自分の指導を見直す契機となり、どちらにとっても意義あるものであるととらえています。

では担任の先生方はどのような視点から学生を指導しているかその一端を紹介します。

  • 近寄ってくる子どもの後ろにいる子どもが目に入るように。
    フレンドリーな子どもはすぐ実習生のところにきて、話しかけたり、遊ぼうと言ってきたり積極的です。話しかけたくても話せない子どもとのふれあいをどうするかを考えさせます。実習前から名簿を渡し名前を覚えてもらうようにする先生もいます。一日の中でどの子どもにも一回は声かけができたかどうかの反省もさせています。
  • ほめる言葉もしかる言葉も愛情ある表現で。
    「○○しないと○○せんよ」と子ども達を萎縮させるような言動には注意するように言っています。しかる時は、大声ではしからない、感情的にならない、よくない時には短く「ダメ」「良くない」と注意するようにしています。また、しかった理由をきちんと説明することも大切だと言っています。さらに、本当はこうすればよかったと正しい方向を示してやることが愛情ある表現になるとお話をしています。
  • 間違ったときには、素直に謝ること。
    教師でも間違った時には、素直に謝り、間違いを正すことが大切であると言っています。大人(教師や親)が与えた心の傷はずっと残ります。また、謝るという生き方を見せることが大切であると指導しています。
  • しっかりと遊べること。
    しっかりと遊んだとき、子どもの心が分かります。怪我がないように見守ることも必要ですが、一緒に遊び、遊びを知り尽くすことで、日々の指導のポイントが見えてくると指導しています。
  • 健康安全に関する対応の工夫。
    腹痛を訴えたときには、おなかをふれる、おなかのマッサージをする、トイレにさそうようにしています。嘔吐したときには、悪い物を外に出すことができる力があるねとほめてやる。あわてずに、塩素系で処理をするようにと伝えています。
  • 挨拶がきちんとできるように。
    子どもにも保護者にも、人間関係の扉を開くのは表情と挨拶であると言っています。バスの添乗時も子どもを見守るだけでなく、保護者ときちんと応対できる社会人となるように、また、返事も視線を合わせて、はきはきと言えるように指導しています。
  • 教育とはあきらめないこと、根比べと思って。
    教えても子どもはすぐにできるものではありません。成果を急がず、楽しんでゆとりを持って教えていくよう話をしています。分かるまで、できるまで、根気強く、指導法を工夫しながら保育に取り組む大切さを伝えています。